廃業コスト
事例

後継者不在でも廃業しなくていい|M&Aという選択肢

後継者がいなくても事業を売却できる時代。中小企業のM&A成功事例と具体的な進め方。

この記事のポイント
  • 後継者不在の中小企業は全体の約6割(帝国データバンク調査)
  • M&A(事業譲渡)なら後継者がいなくても事業を存続させられる
  • 年商3,000万円以下の小規模事業でも買い手が見つかる時代
  • 事業承継・引継ぎ支援センター(国の公的機関)に無料で相談できる

後継者不在の現状

帝国データバンクの「全国企業後継者不在率動向調査(2023年)」によると、後継者が不在の企業は全体の53.9%。約半数以上の企業が後継者問題を抱えています。特に中小企業では、経営者の平均年齢が63.76歳(東京商工リサーチ調査)と高齢化が進み、事業承継は喫緊の課題です。

後継者不在のまま経営者が引退すれば、事業は廃業を余儀なくされます。しかし、廃業は従業員の失業、取引先への影響、地域経済の縮小につながります。黒字企業であっても後継者不在で廃業するケースが年間約2万件あり、「もったいない廃業」と呼ばれています。

M&Aという選択肢

後継者がいなくても、M&A(合併・買収)を通じて事業を第三者に引き継ぐことができます。M&Aと聞くと大企業の話だと思われがちですが、近年は年商数百万円〜数千万円規模の小規模M&A(スモールM&A)が急増しています。

中小企業庁の「事業承継・引継ぎ支援センター」の成約件数は2023年度に約1,700件を記録。民間のM&Aプラットフォーム(バトンズ、トランビなど)を合わせると、年間5,000件以上の小規模M&Aが成約しています。

成功事例:町の老舗和菓子店のM&A

埼玉県の老舗和菓子店(創業45年、年商2,500万円、従業員4名)。70代の経営者に後継者がおらず、廃業を検討していました。しかし、事業承継・引継ぎ支援センターに相談したところ、和菓子の製造販売に興味を持つ30代の買い手が見つかりました。

売却額は1,200万円(年間営業利益の約4倍)。従業員4名は全員そのまま雇用が継続され、レシピや顧客リストも引き継がれました。元経営者は3ヶ月間の引き継ぎ期間を経て引退。「45年育てた店が存続してくれるのが何より嬉しい」と語っています。

売却額

1,200万円

従業員の雇用

全員継続

所要期間

約5ヶ月

成功事例:地方の建設会社のM&A

北海道の建設会社(年商8,000万円、従業員12名)。60代の経営者が体調不良で引退を決意。息子は別の道を歩んでおり、後継者不在でした。バトンズに登録したところ、事業エリアの拡大を目指す同業の会社から打診があり、株式譲渡で成約しました。

売却額は4,500万円。従業員は全員引き続き雇用され、買い手企業のリソースを活用して事業規模はむしろ拡大。地域の公共工事を引き受ける体制も維持されました。

売却額

4,500万円

従業員の雇用

全員継続

所要期間

約4ヶ月

M&Aを始めるための3つのステップ

1. 事業承継・引継ぎ支援センターに相談する(無料)

全国47都道府県に設置された公的機関で、無料で相談できます。M&Aの基礎知識から、企業価値の概算、マッチングまで幅広くサポート。秘密厳守で対応してくれます。電話またはWebサイトから予約可能です。

2. M&Aプラットフォームに登録する

バトンズ(売り手手数料無料〜)、トランビ(売り手無料)、M&Aサクシード(売り手無料)など。匿名で登録でき、買い手からのオファーを待つスタイルのため、リスクは低いです。

3. 決算書と事業の棚卸しを行う

過去3年分の決算書、顧客数、主要取引先、従業員のスキル、業務マニュアルなどを整理しておくと、買い手からの信頼度が上がり、交渉がスムーズに進みます。

廃業とM&Aの比較

比較項目廃業M&A(事業譲渡)
経営者の収入費用がかかる(マイナス)売却収入が得られる(プラス)
従業員の雇用全員解雇雇用継続の可能性
取引先への影響取引終了取引継続の可能性
事業の存続消滅存続

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