廃業コスト
30用語

廃業・閉店の用語集

廃業・閉店を検討する際に知っておきたい専門用語を、カテゴリ別に分かりやすく解説しています。 各用語をクリックすると、詳しい説明と廃業時の注意点をご覧いただけます。

費用に関する用語

4

原状回復

げんじょうかいふく

賃貸テナントを借りたときの状態(スケルトン状態)に戻す工事のこと。廃業・閉店時に最も大きな費用項目の一つで、飲食店では1坪あたり5〜15万円、美容室で5〜8万円、小売店で1〜4万円が相場です。20坪の...

飲食店の原状回復費用は1坪あたり5〜15万円

解約違約金

かいやくいやくきん

賃貸借契約の中途解約時に発生する違約金。一般的に賃料の3〜6ヶ月分が相場で、月額賃料30万円の店舗なら90〜180万円の負担となります。契約書に中途解約条項がない場合はさらに高額になることもあります。...

月額賃料30万円なら違約金は90〜180万円が目安

産業廃棄物

さんぎょうはいきぶつ

事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、法律で定められた20種類のこと。廃業時には設備・什器・原材料などが産業廃棄物に該当し、許可を持つ専門業者への委託が義務付けられています。処理費用は種類により異なり、...

什器類は1トンあたり2〜5万円、有害物含むものは10〜30万円/トン

土壌汚染

どじょうおせん

有害物質による土壌の汚染。工場やクリーニング店など、化学物質を使用していた事業所の廃業時に調査が必要になることがあります。土壌汚染対策法に基づく調査費用は100〜500万円、汚染が発見された場合の対策...

調査費用100〜500万円、対策費用は1,000万〜1億円以上

売却・承継に関する用語

5

居抜き売却

いぬきばいきゃく

店舗の内装・設備・什器をそのままの状態で次の借主に売却する方法。原状回復工事が不要になるため、廃業費用を大幅に削減できるだけでなく、設備の売却代金として数十万〜数百万円の収入が見込めます。飲食店で1坪...

飲食店の居抜き売却額は1坪あたり5〜20万円が目安

居抜き物件

いぬきぶっけん

前の借主の内装・設備がそのまま残っている状態の賃貸物件。新たに開業する人にとっては内装工事費を300〜1,000万円削減でき、工期も1〜2ヶ月短縮できるメリットがあります。飲食店や美容室の居抜き物件は...

新規開業の内装工事費を300〜1,000万円削減可能

事業承継

じぎょうしょうけい

現在の経営者から後継者に事業を引き継ぐこと。後継者には親族内承継、従業員承継、第三者承継(M&A)の3パターンがあります。中小企業庁の調査では、経営者の平均引退年齢は約70歳で、後継者不在率は約6割に...

経営者の後継者不在率は約6割、準備期間は3〜10年推奨

M&A

エムアンドエー

Mergers and Acquisitions(合併と買収)の略で、会社や事業の売買・統合を指します。中小企業のM&Aでは、売却価格は月商の6〜36ヶ月分が目安で、業種や利益率によって大きく変動しま...

売却価格は月商の6〜36ヶ月分が目安

のれん代

のれんだい

事業のブランド価値・顧客基盤・立地の優位性など、帳簿上の資産には表れない無形の価値に対する対価。M&Aにおける買収価格と純資産額の差額として計算されます。飲食店や美容室など固定客を持つ業種では、月商の...

飲食店・美容室ののれん代は月商の3〜12ヶ月分が目安

税務に関する用語

4

みなし譲渡

みなしじょうと

時価よりも著しく低い価格で資産を譲渡した場合に、時価で譲渡があったものとみなして課税する税務上の制度。廃業時に事業用資産を家族や知人に安く譲った場合、時価との差額に対して譲渡所得税が課されることがあり...

時価の2分の1未満での譲渡が課税対象

欠損金の繰越控除

けっそんきんのくりこしこうじょ

事業で発生した赤字(欠損金)を翌年度以降に繰り越して、将来の黒字と相殺できる制度。法人は最長10年間、個人事業主(青色申告)は最長3年間の繰越が可能です。廃業年度に欠損金の残高がある場合、最終年度の確...

法人は最長10年、個人は最長3年の繰越が可能

確定申告期限

かくていしんこくきげん

廃業年度の所得に対する確定申告の提出期限。個人事業主は廃業した年の翌年3月15日まで、法人は解散日から2ヶ月以内(残余財産確定時は1ヶ月以内)に確定申告を行う必要があります。申告を怠ると無申告加算税(...

個人は翌年3月15日、法人は解散日から2ヶ月以内

小規模企業共済

しょうきぼきぎょうきょうさい

個人事業主や小規模企業の経営者が退職金を積み立てるための国の共済制度。掛金は月額1,000〜70,000円(全額所得控除)。廃業時には「共済金A」として、掛金総額の約100〜120%が一括または分割で...

月額30,000円×20年で約835万円を受取可能

労務に関する用語

5

退職金

たいしょくきん

従業員が退職する際に支払う一時金。廃業時には全従業員への支払いが一度に発生するため、資金繰りへの影響が大きくなります。中小企業の退職金の目安は勤続3年未満で10〜20万円、勤続3〜10年で30〜80万...

従業員10人の退職金は500〜1,000万円以上になることも

解雇予告手当

かいこよこくてあて

30日前の解雇予告をせずに従業員を解雇する場合に支払う手当で、30日分以上の平均賃金が必要です。月給25万円の従業員の場合、約25万円の解雇予告手当が発生します。廃業に伴う解雇でも労働基準法が適用され...

月給25万円の従業員1人あたり約25万円の手当が発生

中小企業退職金共済(中退共)

ちゅうたいきょう

中小企業の従業員のための国の退職金制度。掛金は月額5,000〜30,000円(16段階)で全額事業主負担。従業員が退職すると共済から直接退職金が支払われるため、廃業時に事業主が退職金を一括で用意する必...

掛金月額10,000円×10年で約120万円の退職金

社会保険

しゃかいほけん

健康保険と厚生年金保険の総称。法人は従業員1人以上で加入義務があり、個人事業主は常時5人以上の従業員がいる場合に強制適用となります。廃業時には年金事務所に「健康保険・厚生年金保険適用事業所全喪届」を5...

全喪届は事業廃止日から5日以内に年金事務所へ

労働保険

ろうどうほけん

労災保険と雇用保険の総称。従業員を1人でも雇用する事業所は加入義務があります。廃業時にはハローワークに「雇用保険適用事業所廃止届」を、労働基準監督署に「労働保険確定保険料申告書」を提出します。確定保険...

確定保険料の申告は事業廃止日から50日以内

届出・許認可に関する用語

4

廃業届

はいぎょうとどけ

個人事業主が事業を終了する際に税務署に提出する届出書。正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」で、廃業後1ヶ月以内の提出が義務です。届出書自体に手数料はかかりませんが、同時に「所得税の青色申告の取り...

廃業後1ヶ月以内に税務署へ提出(手数料無料)

宅建免許

たっけんめんきょ

宅地建物取引業を営むために必要な免許。正式には宅地建物取引業免許で、都道府県知事(1つの都道府県で営業する場合)または国土交通大臣(2以上の都道府県で営業する場合)から交付されます。廃業時には30日以...

営業保証金(本店1,000万円)の返還に6ヶ月以上

美容師免許

びようしめんきょ

美容師法に基づき、美容を業として行うために必要な国家資格。美容室の廃業時には、保健所への「美容所の廃止届」を廃止日から10日以内に提出する義務があります。届出手数料は無料です。なお、美容師免許自体は個...

廃止届は10日以内に保健所へ(手数料無料)

建設業許可

けんせつぎょうきょか

建設工事を請け負うために必要な許可。軽微な工事(500万円未満、建築一式は1,500万円未満)を除き、建設業法に基づく許可が必要です。廃業時には許可行政庁に廃業届を30日以内に提出します。建設業許可は...

廃業届は30日以内、建設業許可付きの売却も有効な選択肢

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